妥協は妥協を呼ぶ
妥協するという事は、それが仮に大きな事でも、小さな事でも結果として、さらに妥協を呼んでしまう。
小さな事だから良いのではないという事だ。現場はどうしてもつくり手の都合で物事を考えるものだ。使い手(お客様)の都合で考える、という私たちのものづくりの哲学は、語り続けなければ維持する事は難しいのである。これは人間の習慣ではなく、訓練が必要なのである。
日々の業務で、この判断をする機会は驚くほど多いはずだ。すなわち、仕事とは、ものづくりとはどうあるべきか、それは正しい事か、が価値判断基準であるべきなのだが、作業のしやすさ、つくりやすさで判断しやすいという事を忘れてはならない。
今判断した事は、ものづくりの哲学に沿っているか。これ位なら良いか・・・という、小さな判断ミスが、妥協をしても良いのだ、というメッセージを送ってしまい、結果として大きな妥協を招く事をマネージャーの皆さんは忘れないで頂きたい。
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