長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

当たり前の継続

 世の中では新年度がスタートしているが、弊社では今月が決算期であり、お世話になっているお客様へのご挨拶も遅れがちになっている。
 午前中は新年度のご挨拶のために市内のお客様を訪問する事となった。何時もは足早にご挨拶を申し上げるのだが、今日はお客様の言葉に耳を傾る事が出来た。
 お客様のお話は、自分たちの想いで消防車両をつくりがちになる私たちに、様々なヒントと方向性を修正する機会を与えてくれる。
 特に印象に残ったのは『当たり前の継続』という言葉である。私たち市民は119をダイヤルすれば救急車や消防車が当たり前の様にやって来てくれると思っている。
 しかし、この当たり前の事を当たり前に継続する事が実は難しいのだと実感した。消防活動はこの当たり前の事を当たり前に出来るように、日々訓練し、準備する事が大切であり、市民の安心、安全は全ての行政サービスの基本だと仰られた。
 その中でも、人の命を救うためには先ずは自分の命を守り、部下の命を守る事が出来るからこそ、それを実行できる、という言葉は胸に響いた。
 現場が望む消防車両は決して複雑なものではなく、信頼性が高く、消防車両を信じて消火活動にあたる消防隊員に全幅の信頼を得られる車両なのだと改めて気づかされた。
 お客様との会話の中に大きなヒントがある。これは、IT環境が発達した今の時代においても、全く変わる事のない事実であり、人とひととのコミュニケーションの大切さを教えてくれるのである。
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