仕事は積み上げるな、目標から落し込め

　どうも、開発案件の進捗状況が芳しくない。二週間に一度の確認会議でも殆んど進まない。
　大きな理由のひとつはスケジュール感の欠落である。目の前にある事象に捉われて、全体のスケジュールを押さえた仕事をしていない。すなわち、仕事の基本的な進め方が出来ていないのである。
　目の前の工程を積み上げていけば最終的には目的を達成することは出来るが、私たちは間違いなく営利企業だ。企業として利益を上げ社員と株主に還元し、国に税金を納めることで社会的使命のひとつを果たさなくてはならない。
　また、お客さまにタイムリーに製品を提供する為にもスケジュール感を持って仕事を進める必要がある。その為には出来る事を積み上げるのではなく、目標のスケジュールから、工程を逆算したスケジュールを立て、その進歩状況を管理して初めて仕事は前に進む。
　根本的に仕事のやり方を変える必要がある。目に映った事だけに捉われず、常に仕事の全体像から仕事を追っかけて欲しい。仕事に追われるべからず、である。

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