守るべき理念、変えるべきものづくり

　敬愛する、先輩経営者が機会あるごとに『企業風土とは・・』というお話をされる。
　企業風土の『土』の部分は時代が変わろうとも変わらない企業理念や経営哲学をさす。また、『風』の部分は時代と共に変わっていく、経営戦略や戦術そしてものづくりの手法などである。
　私たちのものづくりの理念は『人の命を救うために、自分の命を懸ける人たちのために』消防車両を製造し社会に貢献する事にある。それを実現する為の技術や製造の手法は目的を達成し、さらに成長する為に変化していかなくてはならない。
　反対方向から見れば、如何なる技術も製造の手法もものづくりの理念を実現する為に存在すると言い変える事が出来る。すなわち、守るべきは理念であり、変えるべきはものづくりの手法だ。
　これまでそうだったから、これからもそうである、という事はあり得ない。現状を否定し、これで良いのかと問い続ける事が私たちが成長する為の唯一の方法である。前年踏襲などとは決して言うまい。

↑ポチっと押して頂ければ幸いです