長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

形骸化したもの、正しくないものは捨てる

 私たちは、明日創業80年を迎える事になる。満州事変や五・一五事件などが発生し、情勢不安だった昭和9年、長野ポンプは、初代長野三郎によって創業された。
 創業の理念など、立派なものは無いスタートだったが、そこには、人の命を救うために自分の命を掛ける人たちの為に、消防車をつくりたい、と言う初代の思いがあったに違いない。
 それから、多くの諸先輩方がその時代その時代を支え、努力した事が連綿と受け継がれ、今ここに80年の歴史を刻む事ができた。企業の寿命が30年と言われ、殆んどの企業が30年を迎える事無く消滅してしまう中で、私たちが80年の歴史を刻む事ができたのは、本当に幸せな事だと思う。
 そして、80周年の今を支えることが出来る事を誇りに思い、次の世代に残すべく、私たちがこのタイミングでやらねばならないことは、80年の歴史の中で形骸化したもの、正しくないものを捨て、新たに生まれ変わる事だ。
 それが出来て初めて、私たちは次代に企業を受け継ぐ事ができる。
 連綿と受け継ぎ変わらないものと、時代の変化と共に変わっていくもの、それをそれぞれ風と土と言い『風土』と呼ぶのである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ