長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

部分を摘んで議論するべからず

 何度となく、問題の本質を見る事の重要性を説いてきた。しかし、考え方の癖を修整する事は難しい。
 常に、思考回路が大局観で物事を捉え、問題の本質は何処にあるのかを、冷静に見る事が出来るマネージャーと一緒に仕事をし、事あるごとにその考え方に触れていれば、考え方を修整する事が出来る。
 これは、全ての事に通じるものだ。今回私たちは80周年を迎えるにあたり、記念式典、祝賀会を行う事になる。その企画を委員会を構成し、その中で議論し、議案を上程できるようにした。
 この場合、大切な事は何をしたのか、どうするのかではないのだ。先ずは、記念式典、祝賀会の目的を明確にし、その決定にエネルギーの80%を費やさねばならない。
 それを明確にして始めて、その目的を実現する為の手法を議論する事が出来るのである。やりたい事から入った事業はその殆んどが上手くいかない。すなわち、目的の後付である。
 現在、私たちの企業には、この問題の本質を視ず、部分を摘んで議論している場合が散見される。常に考えて欲しい。問題の本質が何処にあるのかを・・・
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