時を守り・場を清め・礼を正す
時を守り・場を清め・礼を正す・・・
この言葉は、教育者森信三氏が、語った職場再建の三原則である。こんな事が、職場を再建する事の原則と思われる方も少なくないだろう。
しかし、全てはこの凡事を徹底する事から始まるのだと私たちも確信している。
時間を守る事は、人と人との信頼関係の原則である。約束は、一人で出来るものではなく、必ず相手がいるものだ。
場を清める事は、それをする事が目的ではない。汚れているのに、放置している心のあり方に問題がある。そして、それが出来る事は他人に依存せず自立している事につながる。
礼を正す、とは挨拶をする事、返事をする事をいう。挨拶をする事は、胸襟をひらいて相手に迫るという意味を持つ。呼ばれれば大きな声で返事をする。挨拶をすれば人間関係が良くなる。返事をすることも同じ意味を持つのだ。
さて、現在の私たちに出来ている事だろうか。こんなに簡単な事なのになかなか出来ないこと。だからこそ、職場再建の三原則なのだろうと思うのである。