長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

SOILはなぜ成功したか・・

 これは、あくまでも私の私見であることを先ずはお断りしておきたい。
 SOILは、青年会議所時代の大先輩である石動博一氏が左官の技術を応用して製品化したものだ。左官の技術はすでに成熟された技術であり、限られた市場の中で生き残ってきた伝統的なものだ。
 昨今の自然の素材を見直す動きから、そこに目が向けられる機会も増えたが、劇的に市場が拡大する事は難しいだろう。
 しかし、彼はその従来の技術を応用し『視点』を変えて新しい市場をつくる事に成功した。そう、古い技術から、新しい市場を切り開いたのである。
 SOILはなぜ成功したのか。。日本が誇る古来の優れた技術がベースにあり、用途が明確である事、その効果が視覚や嗅覚の様に五感で感じられること、そして何よりもシンプルである事だと思う。
 シンプルとは、時には複雑よりも難しい。シンプルであるが故に誤魔化しがきかないからだ。
 SOILは、珪藻土という自然の力を応用し、わかりやすい製品機能と、シンプルなプランニングで市場の心を鷲掴みにした。そして何よりも、石動先輩の人並み外れた行動力が成功の礎を築いたのである。
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