決断の力
『ひとつのボールをみんなで追い回す幼い子供のサッカーであってはならない。』
様々な修羅場を経験してきた危機管理のプロフェッショナルは言う。
2001年9月11日に発生した、米国同時多発テロでペンタゴンにハイジャックされた航空機が突っ込み、航空機の乗客全員とペンタゴンの職員189名が犠牲になった。
当時のラムズフェルド国防長官は、自ら現場で負傷者の救助にあたった。しかし、チェイニー副大統領は、すぐにラムズフェルドを連れもどせと命令したのだ。
危機管理は、ひとつのボールをみんなで追い回す子供のサッカーであってはならないとチェイニーは言いたかったのだ。
リーダーは、リーダーとして何をなすべきか。それの究極は、決断することだ。
決断する力、『胆力』がリーダーに求められる力だ。
危機管理は現場に任せる。
権限を委譲するのではなく、組織を組み替え、情報が一元化される様にする。そして、権限のある人に役割をつけるのではなく、権限と役割に人がつくことがその基本である。
危機管理の手法は、大きな災害だけではなく、日常でも起こる問題点にも当てはまるのである。
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