言葉
最近、日本語が乱れているとよく耳にする。その中には言葉を故意に乱して使うケースと、日本語の言葉の意味を間違えて使うケースがあるようだ。
私はブログを書き始めて、言葉の言い回しや言葉の意味に気をつけるようになった。(できていない事の方が多いが・・)
先日も『ていたらく』という言葉を使おうと思い、どの様な漢字を書くのか調べてみると、言葉の使い方自体が違うことに気づいた。『ていたらく』という言葉は『有り様』とか『さま、ざま』という意味が本来である。
しかし、この言葉は次のように使われることが多い『今回の営業成績は最下位というていたらくぶりである。』『ていたらく』と言うのは前述した通り『有り様』という意味であるから『有り様な様子』と言うわけのわからない意味になってしまう。
これを正しく書き直すと『営業成績が最下位というひどいていたらくであった。』となるのが本当であろう。
この様にどこかでおかしくなったことに気づかず、思い込むと物事を間違えたまま進んでしまう。
会社の中でも『これでいい』と思い込んで仕事を進めていくと、他にもっと効率的なやり方があってもおかしいと思わずに進んで行ってしまう事が見受けられる。
それが、その会社の文化になり、何も感じないままただ単調に仕事をこなすというルーティンに陥る。しかし、会社には特別大きな問題が起きるわけでもなく、普通に進んでいくので何も感じない。
ここで、常に意識しなくてはならないことは、現状を否定し『これでいいのだろうか』もっと他にやり方があるのではないかと問題意識を持つことにある。
−言葉のちから−
言葉にはちからがある。小さな一言が、人を悲しませることもあれば、人に勇気を与えることもある。
私は高校生のとき先生に『お前はもっとできるはずだ』といわれた一言がとてもうれしくて、がんばるきっかけとなったことを覚えている。
何年か後に、再開した先生にこの話をしたとき全く覚えておられなかった。しかし、このわずか13文字、時間にすればわずか5秒が人の人生を変えることがある。 −言葉は大切である−
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