長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

AEDの設置場所はどこが良いか


 今日、うかがった金沢市内の小学校では先日導入されたAED(自動式体外除細動器)を職員室前の廊下に設置していた。
 それも、格納箱を買う予算が無いからと、職員が手づくりで木製の立派なAED格納箱を作っていらっしゃった。扉を開けると、マグネット式の警報ブザーまで取り付けてある。
 校長先生にお話をお聞きすると、AEDの使用目的から考えてどこに置くことが一番良いかを話し合ったそうである。緊急の場合に必要なものだから、誰でも取り出せるところを、と考えて職員室の前の廊下に取り付けたそうだ。
 今日、この学校を見ていて、学校長の考え方ひとつでこんな素晴らしいことができるのだと思った。以前ブログに書いたことがあるが、ある学校では高価なものだから、盗難にあっては大変と、金庫の中にしまってしまった学校もある。
 買う予算が無ければこの様な工夫が出来る。私たちの企業でも、あれが無いから、これが無いから出来ないという、話を聞くことがよくある。ではそれをする為にどのような工夫と努力をしたのか、と問うと黙ってしまう。
 出来ない理由を考える前に、どうせ頭を使うなら出来る方法を考えて頂きたい。組織はその長の考え方ひとつで本当に大きく変わることを今日目の当たりにした。
 私たちの企業の改革がなかなか進まないのも、元を正せば私自身の問題なのかもしれない。
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