長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

中国の光と影

 金沢RCの本年度、一回目の夜間例会が開催された。冒頭の挨拶で安井本年度会長は北京オリンピック開会式の当日、大連を訪問していたそうだ。
 いつもは片道4車線もある大きな道が渋滞しているのに、開会式当日は車は一台も無かったそうである。また、ホテルのレストランは従業員以外、誰も居らず、シンと静まり返っていたそうだ。
 また、オリンピック開催の為に北京の大気汚染を少しでも緩和できるように、北京市内の発電所の稼動を中止し、電力をその周りの、都市から供給してもらっている為、4日に1日は電力不足の為に停電しているそうである。安井会長は大連に工場を所有している為、停電は操業の一時的な停止を意味している。この様に、華々しい表の顔の裏には、中国の影の部分が見える。
 一部の現象をつまんで議論しているのではなく、全てにおいてこの様な状況が今の中国なのである。いくら表面を飾り、大きく背伸びをしても、現実とは大きな温度差がある。
 私たちも企業の中でこれに似た現象を経験することがある。表と裏の温度差を小さくし、企業の対外的な評価と対内的な評価を限りなく小さくしていくことが私たちの目標のひとつである。
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