長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

いざという時に体が動くか・・

 18日は金沢市内で卒業式が行われた。私たちの地元、森山町小学校でも卒業式が行われ、育友会会長として参列させていただいた。
 子ども達の素直で一生懸命な姿は本当に胸を打つ。この素直さを大人になるまで忘れないで欲しいと心から思った。さて、式も終盤に入り子ども達の緊張もピークになったのだろう。
 一人の女子児童が突然座り込んでしまった。先生も気づいていたようだが、式の真っ最中なのであたふたしていた。私も式の最中なのに行くべきかどうか一瞬判断に迷ったが席をたって女の子の元に駆け寄り、声をかけると血の気が引いて真っ青になり冷や汗をかいていたので、貧血だと思い先生を呼んで会場の隅に寝かせてもらった。ひざを折り曲げて寝かせたがなかなか血の気が戻らないようだった。
 最後は両脇を抱えられながら何とか退場することが出来た。彼女にとってはきっと大変なことだったに違いない。帰りに保健室へ立ち寄ると、血の気も戻り元気になっていた。『これも思い出だね』と声をかけるとにっこり笑っていた。
 こんな貧血程度で行くべきかどうか一瞬迷った自分を思うと交通事故やその他の事故で救命処置をする時にいくら『救命のスキル』があっても『勇気』がなくては、その技術は活かせないと思った。
 大切なのは『勇気』と『救命のスキル』だ。これは両輪なのである。『救命のスキル』を磨くと共に、『勇気』を磨かなくてはならない。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ 人気ブログランキングへ