長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

原因自分論

 原因自分論で物事を考える癖をつけることは、問題点を解決に導く最も早い方法だ。『原因自分論』とは問題が起きたときその原因は自分にあると考えることを言う。
 この対極にあるのが『原因他人論』である。すなわち原因は他人にあると考える考え方でこの考え方は全てをストップさせてしまう。それは相手が悪いで終わってしまうからだ。ここから先、思考停止状態に陥る。
 原因自分論は意識しないとなかなか考え方の癖になりにくい。私たちの企業でも発言が原因他人論、すなわち何事も自分よりも人が悪い、相手に原因があるという考え方の癖を持っている社員が少なからず存在することは事実だ。
 しかし、結果として問題は解決しない。同じことを繰り返し自分自身に問題があることに気づきを得るまで永遠に問題を繰り返す。
 こうなると、始末に終えない。最悪の場合は自ら会社を去るしかなくなる。しかし、その段階においても悪いのは周りだと考えているので問題点を抱えたまま次の企業に行き同じ事を繰り返す。
 いつかは気づきを得て成長して欲しいと願う。なぜならこの思考パターンは子供たちにも伝染するからだ。私は縁あって十年間子供たちの教育に係わってきた。
 問題の大小はあるが殆どが家庭環境や、親の思考パターンに大きく影響を受けていることは事実なのである。
 原因自分論は問題を解決に導く思考パターンである。未来の子供たちのために正しい価値観を持つことが何よりも大切だと私は思う。
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