長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

今日の金沢は銀世界

 一昨日から降り続いた雪は気温が下がらない為、水分を含んでいてかなり重く、一歩、裏通りに踏み込むと車のタイヤに踏み固められてかなりデコボコしている。
 スタックして立往生している車も見かける。私たちが子どもの頃は十二月頃に大きな寒波がやって来て、気温もマイナスになる日が多かった。

 よって、降る雪もさらさらした雪だったように記憶している。長靴をはいて膝の辺りまで積もった雪を掻き分けて学校に通い、雪だるまや、かまくらをつくったものだ。
 しかし、今では金沢市内では十二月に大きな寒波がやって来ることはとても少なくなった。雪が降ってもベタベタしていて、直ぐに解けてしまう。
 兼六園の雪つりも最近ではその造形を楽しむ為のものになってしまった様で、本当の役割を果たせないでいる。
 これも温暖化の影響なのだろうか。
 今日まで、コペンハーゲンで国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)が開かれており、迷走した挙句、法的拘束力のある議定書ではなく、政治合意である『コペンハーゲン協定』の採択で妥協したかたちになった。
 先進国、新興国、途上国の思惑がかみ合わなかった。2020年の温室効果ガスの排出削減の中期目標にも数字を盛り込めなかったようだ。
 温室効果ガスを削減することは私たちの地球を守る為に、取り組まなくてはならないことだが、その反面エネルギー消費する生産活動に多きな影響を与えることも確かだ。
 とても難しい問題だが、私たちの子どもたちに未来の地球を残す為には、何をなさなければならないかは皆分かっているはずだ。
 私が愛用している登山用ギアを製造している、パタゴニアのイヴォン・シュイナードが『健康な地球の環境を守ることができなければ、株主も顧客も社員も存在しない』と言った。
 このとても単純な大局観が、今の私たちには必要なのではないだろうか。
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