根っこ
以前にも記したが、我が家のクリスマスツリーは実物のもみの木なのだが、遊びに来ていた妹のご主人が『これは本物なのですね』と言うので、手に入れた経緯を話すと、『これは良いですね、でも、もみの木はとても大きくなるのですよね』と仰る。
考えてみればそうだな、と思い、中庭に入れるだけでもドアをやっと通過していたので、『大きくなると外へ出せなくなるぞ』と思った。
しかし、良く考えてみれば、普通は大きくなるもみの木も鉢植えだから大きくならない筈だ。
木が大きく育つ為には、それに比例して根っこも大きく育つ必要がある。根が大きく張るから、その上の幹を支えることが出来る。
小さな根では大きな幹を支えられないからだ。地下の根っこは見えないが、木が生長する為にはとても大切な役割を果たしている。
企業で言えば、企業の発展を支える根っこに当るものは、当たり前のことを当たり前に行うこと、豊かな人間性に他ならない。
この部分は外からなかなか見えない部分だ。『良い会社』を支えているのは高度なスキルや資金力だけではないのである。
私たちはこの根っこに当たる部分をもっと地中深く、大きく張れるよう努力して行きたい。