長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

今年出来なかった事

 今日届いた、コンサルタント会社のニュースレターに目を通していると、私たちが日頃、口酸っぱく言い続けたが、今年出来なかった事について触れてあったので思わず、読み入ってしまった。
 特に、これは管理職の方も参加する研修会の出来事なのである。そういう意味ではあきれてモノも言えない。
 それは、
 (1)問いかけに対して返事をしない。したとしても、小さい。
 (2)時間や研修のルールなど、決まりごとを守らない。
 (3)人が見ているところでは一生懸命やるがそうでないところでは手を抜く。
 まさしく、程度は違うかもしれないが私たちの身近でも、同じことが起こっている。また、新入社員の研修では間違いなく上記の三つは出来ているのである。
 それではなぜ、社会経験が豊富になるにつれて、反比例するかのように出来なくなるのだろうか。
 その理由は
 一つ目は『やらなくても叱られないから』である。立場が上になれば叱られるほうから、叱る方に変わるのが社会の常であり、率先垂範して部下を指導すべきなのに、『自分は良いのだ』と勘違いしてしまう管理職が多いのである。
 二つ目は『やらなくても業績に影響しないと思っている』のである。お客様は元気な挨拶や返事を、当たり前のようにする会社とそうでない会社のどちらに仕事を頼もうと思うだろうか。考えてみれば分かると思う。
 三つ目は『みんながやらないから自分もやらなくても良い』と暗黙のルールをつくっているのである。そもそも『みんながやらないこと』は『みんながやりたくない面倒なこと』なのだ。
 『やりたくないからやらない』と言う自分勝手な社風でお客様に、満足を提供できるはずもない。また、そんな社風の中で人は絶対に育たない。
 ともかく社会人として当たり前のことが出来ているだろうか。来年は全力で当たり前のことが、当たり前に出来る企業を目指て行こうと思っている。
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