長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

スクールフォーラムと北國城北会

 今日は定例の朝礼に参加する為、高柳工場に向かった。トヨタプリウスを始めとしたリコール問題は私たちのようにものづくりを行う企業にとっては他人事ではない。
 問題を問題と認識できない結果が今回のクレームの原因のように思う。どんな小さなことでも、それくらいと思うこと自体が命取りになる。十分に注意をするようお話をした。
 午後から公務でスクールフォーラムに参加することとなっていたので、会場に向かう。スクールフォーラムは学校の取り組みについて、保護者に対して発表し学校の方針に理解を深めるのが目的である。
 その中で、生活習慣の基本的な事(挨拶やゴミを拾う等)と言語能力の向上についての説明があり、内容を聞いていると日頃会社で皆さんにお話ししている、挨拶をしよう、ゴミを拾おう等だぶる事が殆どだった。
 裏を返してみれば、とても簡単なことで、誰でも出来ることなのだが、小学校の頃から言い続けているにも係わらず、一番身につかないことの一つなのかも知れない。
 なぜこんな簡単な事ができないのだろうと思うのである。

 夕方から取引先の北國銀行の北國城北会総会に参加した。代表幹事でいらっしゃる、浅野歯科産業の浅野正子社長は相変わらず、パワフルなお話をされた。聞いているだけで身が引き締まる思いがする。
 また、北國銀行の安宅頭取は北國銀行はスピードを顧客サービスの主軸にしていると話されていた。私たちの企業にも当てはまることだ。現在、なにをするにも時間がかかりすぎている。
 問題の先送りも散見される。問いただせばできない言い訳が先にくる。いくらできない理由を聞いても目的は達成できない。できる方法を真剣に考え、提案して欲しい。
 特にマネージャークラスは価値判断基準を今一度、私に合わせて欲しい。これまでなにをやって来たかを論じるのでは無くこれから何をするか一緒に考えよう。
 『未来を信じ、未来に生きる。そこに青年の生命がある。その尊い未来と生命を、諸君は自ら汚してはならず、他から奪われてもならない。理想は高く、姿勢は低く、学習を終生の業として一歩ずつ前に進もう。』立命館大学の石碑に刻まれた言葉である。
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