長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ICT世代の子どもたちのネット利用を考えるシンポジウム

 今日は総務省北陸総合通信局主催の『ICT世代の子どもたちのネット利用を考えるシンポジウム』が石川県地場産業振興センターで開催された。
 二ヶ月ほど前に総務省北陸総合通信局からパネラーとして、参加して欲しいと依頼があり今回の参加となった。
 ゲストにはネット教育アナリストの花尾紀子氏がお越しになられ『ケータイを持つ子も持たない子も身につけようネット時代のコミニュケーション術』という演題で基調講演が行われた。

 これからの子どもたちは間違いなく、ネット社会の中で生きて行かなくてはならない。ネットが無くなり昔に逆行することはありえない。だからこそネット社会のルールやネット社会で生きていく為に様々な事を教えていかなくてはならないと仰っておられた。
 私たちもその通りであることは理解できる。しかし、ネット社会も現実の社会もルールは全く同じである。ネット社会だから特別な教育をするというよりは、当たり前のことをあたり前に行うことができるように育てていくことが大切なのである。
 また、携帯電話を所持することと、ネット社会を生きていく為の教育をすることは全く別問題である。高校生になれば携帯電話の所持率は一気に90%を超える事は理解している。
 その為に小中学生から使え方を教えるなどと言う事はあまりにもナンセンスだ。小中学生には他にやらなければならないことが沢山ある。基礎を学ぶ大切な時期である。その時間が携帯電話を使用することで影響を受けるとすれば私たちは考えなくてはならない。
 持たせることについて賛成・反対を議論するのではなく、もっと大きな視点から携帯電話の問題を考えることが必要なのである。
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