長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

考える現場

 最近は作業の効率を上げる為にマニュアルによる管理を行う事が少なくない。営業トークや、成功事例までマニュアル化することで失敗を極力減らし、効率向上を目指しているのである。
 それも、ある意味では正しい事だろう。うまくいかない原因を分析し、情報として事前に教育しておけば、失敗する確率は低くなる。
 徹底したマニュアルによる管理で効率は大きく高まるだろう。しかし、もしマニュアル以外のトラブルが発生したらどうなるのだろう。現場は生き物だ。全ての事例をマニュアル化する事は事実上不可能だ。
 また、仮にそれが出来たとしても、常に現場は前に向いて進んでいるのだ。
 マニュアルは必要だが、実際にもっと求められる能力は『考える力』だ。マニュアル以外のトラブルが起きた時『考える力』がその危機を救ってくれる。
 営業でお客様と会話をしていてもお客様が何を求めていらっしゃるのか考える事が出来る営業フロントはとても強いものだ。その為にはマニュアルだけに頼らず、失敗できる時に失敗を経験することだ。
 それが経験になり、深みが出てくる。私たちは『考える現場』を目指し、社員の皆さんと一緒に成長して行きたいと思うのである。今日は防災事業部長から良い気づきを頂いた。感謝を申し上げたいと思う。
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