長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

加賀屋のプライド

 和倉温泉の加賀屋がプロが選ぶ日本のホテル・旅館100選で31年連続で日本一の旅館に選ばれた。
 この31年連続というのはものすごい事だと思う。これは毎年さらに上を目指した努力なくして達成は難しい。同じ事を繰り返して31年連続受賞は不可能だということは誰もが知っている。
 常に上を目指し、成長し続ける事が可能にする快挙だ。今度、加賀屋は台湾に『台湾加賀屋』をオープンした事は皆さんが知る所だと思う。
 先日、台湾加賀屋がオープンするまでのドキュメントをテレビ番組で放映していた。『加賀屋と日本のおもてなしの心』をそっくりと持って行くのだと小田社長は語っていた。
 その為に加賀屋のベテラン教育係『さちこさん』を台湾加賀屋に送り込んだ。その、教育の徹底振りはすごかった。プレオープンの際は問題が続発し、現場は大混乱をきたす。
 その時。『さちこさん』は次のように語った。『この混乱の中ではおもてなし以前の問題。おもてなしは当たり前のことがしっかり出来た上で初めて成す事ができる』
 加賀屋の『おもてなし』を支えるものもやはり当たり前のことを当たり前に行うことなのである。そして、『こんな状態で加賀屋の名前を名乗ってオープンできない』という言葉は加賀屋に対するプライドと愛情がにじみ出ていると思ったのである。
 私たち長野ポンプは何にプライドかけるのだろう。今一度良く考えて欲しいと思う。
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