長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

勉強は手段

 学生の頃本当に勉強が嫌いだった。特に数学は全く理解できず、数字を見ているだけで嫌気がさしたものだ。特に中学生の時は数学のテストで一ケタ台の点数を取ったこともあり、世の中で何故こんな事が必要なのか理解できなかったものだ。
 そして、好きな機械いじりが出来ればと、五年生の高専に入った。機械いじりには数字はついてこないだろうと思ったのが大きな間違いった。
 さらに難解な微分積分、材料力学、強度計算などをこなさなければならなくなったのだ。特に材料力学が分からなければ機械設計も強度計算も出来ない。
 ある夏休みに一週間、研修所に寝泊まりしてざっと300問程材料力学の問題を朝から晩まで解かされたのである。
 それが功を奏したのか、ある時突然分ったのである。頭の中で繋がったと言った方が正しいだろうか。当時はただ辛かっただけだが、今から考えるとそんな機会を与えてくださった先生に感謝したいと思う。
 勉強は目的ではない。将来自分の夢を実現してくれる基礎になる。すなわち手段なのである。その時はなかなか現在と将来が繋がらないが、ある時期それが分る時が来る。しかし、悲しいかなその時は時すでに遅しとは言わないが、学生の頃のように頭の中に入らないものである。
 今できるときに全力で勉強しよう。それは手段であるが目的を達成する為に必要なのである。
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