長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ダブルチェック??

 先日、北朝鮮が打ち上げた衛星(弾道ミサイル??)発射は多くの気づきを与えてくれたと思う。日本国内では発射の情報をいち早くJアラートというシステムで各自治体に伝達される様になっていたようだが、現実は発射の情報の発信はなされなかった。
 その理由は各論で論じれば理解できない訳ではないが、俯瞰的な視点で論じれば全くトンチンカンと言わざるを得ない。一部の報道によれば、以前に誤報を発信したことからダブルチェックをし、正確性を期したとの事だったが、そのチェックをしている間に全てが終わっていたのが事実である。
 緊急性を要する場合は何をどのタイミングで発信するかをシュミレーションし、スピーディーに実行する必要がある。特に今回は国家の安全保障の問題である。
 今回の事を企業のクレームが発生した事に置き換えれば情報は早め、早めに発信する事が必要だ。
 特にお客様から返答を求められているものについては、お客様から再度お問い合わせを頂くような事は決してあってはならない。
 もしも、回答に時間がかかる様ならば、時間がかかる事を情報として発信すべきだ。
 発信せずに情報を待つことで、お客様は放置されていると感じる事が少なくないものだ。それがさらなる問題を発生させる事になるのは周知の通りだ。
 常にお客様の立場に立って考えよう。
 今回の事は国民の立場に立てば何をすべきかは明白だったはずだ。この結末には、誤報を恐れた事による、責任論が見え隠れしている様に思う。
 私たちの様な小さな組織でも社員の皆さんとの温度差が必ず存在している。それを解決するのは相手の立場に立ち良く話を聞く事だ。今、私たちの企業に必要な事は難しい事ではなく、やはり当たり前の事なのである。
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