伝える・・伝わった
『この情報を伝えておいて欲しい』と指示した事が、完全に伝わっていない事が多くないだろうか。日常よく見られるのは『それについては言ったのですが・・』という言葉だ。
言った事と伝わった事は別の次元である。繰り返しになるが真のコミュニケーションとは自分が何を言ったかではなく、相手がどう捉えたかで決定されるのだ。
まさに、言ったにもかかわらず、伝わっていないのは伝え切っていないという事に他ならない。また、理解しておかなくてはならないのは、人間は自分の都合の良い様に理解する生き物だということである。
都合の悪い事は理解しようとせず、都合のよい事を都合のよい様に理解する傾向にある。
問題発生の大きな原因のひとつがこれである場合が少なくない。また、伝える側も曖昧に伝えてはならない。明確に伝え切る事が大切なのである。