長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

仕事を楽しんでいるか

 金沢は今日が桜のピークだろう。寒さが長引いたため兼六園では梅と桜を同時に見ることができる。午前中は東京からのお客様をお迎えした後、金沢ロータリークラブの例会に出かけた。
 今日はアメリカのバッファローロータリークラブからラリー・マターとエレン・マター夫妻が来訪された。マター夫妻は1975年に金沢ロータリーが交換留学生として派遣した上森雅世さんをホストしてくださった。まさに、37年ぶりに彼らは再会した事になる。
 上森さんは交換留学生としての一年間は自分の人生を大きく変えたと仰られた。特に留学先のホストファミリーに何気なく聞かれた一言は仕事に対する価値観を大きく変えたようだ。それは『貴方のお父さんは仕事を楽しんでいるか』という一言だったそうだ。

 それまで彼女の仕事に対する価値観は頑張るもので楽しむものではなかったようだ。彼女はその後帰国し日本IBMに就職、現在に至っている。その時身に付けた英語力は今でも衰えることなく彼女の人生を支えているのである。
 長い人生の僅か一年の経験が人生を大きく左右した。現在、留学を希望する学生が非常に少なくなっている。留学には大きな勇気は必要ない。小さな勇気を持ち一歩前に足を踏み出す事だ。
 世界には様々な価値観があり、それを理解した時、宇宙船地球号には乗客は存在せず、全ては乗組員である事に気づくだろう。一人ひとりが役割と責任を持ち、それを全うすることで世界は動いているのである。
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