長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

家庭裁判所へ・・・

 今日、家庭裁判所へ出かけた。特に何か問題を起こした訳ではない。
 実は二年前に家庭裁判所委員という役職を頂き務めてきた。この二年間は成年後見制度について委員会で議論した。
 私は裁判所委員になるまでは、成年後見制度という名前すら知らなかった。成年後見制度は高齢や痴呆症などで自ら判断が出来なくなった人達の為の制度で、後見人がそれらの人たちの財産を管理し、生活の手助けをする。
 後見人になるのは親族が多いが、親族による不正行為(財産の横領等)が多いのが現状のようだ。確かに親族であれば将来、財産を相続する可能性も高く、自分の財布と親の財布の区別がつき難くなるのも理解できないわけではない。
 これからの日本は超高齢化社会がやって来る。多分、この成年後見人制度を利用する人はさらに多くなるだろう。その時、こんな問題が露呈し大きな社会問題になりかねない。
 このまま日本の人口が増加に転じなければ私たちの国の将来は厳しいものになるだろう。今回の後見人制度の議論を機会に全ての根幹でもある人口問題を真剣に考える必要があると考えるのである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ