長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ひとの役に立つ


 今日は黄色い帽子をかぶったひよ子たち(小学校5年生)が大挙して弊社の高柳工場にやって来た。学校の授業の一環で、自動車をつくる工業という勉強をしているらしい。
 当然、彼らは消防車をつくっている場面など見た事もないので、目を輝かせて興味津津の様子だ。
 今回の見学のポイントは沢山のサプライヤー(部品などを供給してくださる取引先)の協力で消防車が製造されているという事、それらがハンドメイドで製造されているという事、そして、何故、一台一台異なる種類の消防車が製造されているのかを学ぶのだという。
 昨年発生した東日本大震災では東北の、ある企業が被災した事により、信号用電線が製造できなくなり、消防車両の製造に影響を及ぼした。これはサプライチェーンが寸断された事によるものである。
 私たちすら、知らない企業が責任を果たしてくれるお陰で、消防車が製造できる事実を目の当たりにした出来事だった。また、ハンドメイドされている理由や種類の異なる消防車がつくられている理由も分かりやすく説明したつもりだが分かってくれただろうか。
 この時期の子供たちはスポンジが水を吸うように物事を吸収する。また、働くことがどういう事なのかを体験から感じてくれるだろう。
 最後に、子供たちにお父さん、お母さんが何故、仕事をするのかを尋ねてみた。働かないと生活が出来ない、という現実的な意見もあったが、私が子供たちに話したかったのは、仕事の目的は人の役に立つことだという事である。
 企業理念には多くの企業が・・・を通じて社会に貢献する、と書いているが、社会に貢献するとは人の役に立つ事を言い、人の役に立つという事は、人が幸せになる事に同じだと思う。
 すなわち、企業の目的とは、自らの仕事を通じて人を幸せにする事だと思うのだが、皆さん如何だろう。
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