長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

チャンスは情報にあり


 爆弾低気圧の影響で、みぞれ交じりの暴風雨が吹き荒れる中、ANAクラウンプラザホテルにおいて、金沢経済同友会の金沢学会が開催された。
 今回の金沢学会は6回目を数え、テーマは『遊・楽・都』である。
 本題提起を行った福光松太郎都市創造会議副会長から本来なら、『楽』は『学』であるのだが、遊び、楽しむ事こそ、創造の原点であり、都は楽しむ場所であるとの考えからそれになった、との説明があった。
 今回のセッションで最も興味を引いたのは『AIR BNB』の存在である。私も初めて聞いた言葉だが、簡潔に言えば、旅の新しいかたちを提供するソーシャルネットワークのひとつと言ってもよいだろうか。
 海外では急速に広がっていて、旅行といえば宿泊はホテル、ペンションとなるところだが、『AIR BNB』は、自分の家のソファーを一泊1000円で提供する、部屋を3000円で提供する、といったようにホテルではないが気軽に自宅の部屋などを提供する情報が集約された情報サイトである。
 中には自分の持っている島を一泊18000円で利用できます、といったものまであり、これまでの宿泊の概念を覆す可能性を秘めている。
 日本版の『AIR BNB』も発展途上であり、お隣の富山県でもこれに登録している民宿がある。確かに、田舎の民宿はとてもサービスが良く、食べるものも格別だが、情報の発信力がないため存続が危ぶまれているものも少なくない。
 このソーシャルネットワークを使用すれば、過疎地を活性化させる大きなチャンスになるのではないだろうか。
 日本では旅館業法が立ちはだかる可能性は否定できないが、規制を緩和し、『AIR BNB』が広がる環境を整備すれば日本の旅は大きく変るかも知れない。
 これは面白い。
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