長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

人財、人材、人罪

 人には『人財・人材・人罪』の三つの『ざい』がある。最初の『財』は会社にとって財産になる。企業は人なり、人は財産と言われるが、それはこのタイプをいう。
 次の材は会社を運営していく為の『材』として、最後は会社にマイナスをもたらす『罪』である。
 実はこの『罪』は厄介だ。自らがそれに気づいてい無いことが多く、非常に幼児性が強い。周りが、正しい価値判断をせず、うるさいから、しつこいから、などという間違った価値判断を行ってしまうのだ。
 これでは、組織で正しい価値判断がなされず、誤った方向に進んでしまう。また、これは見えずらく、良い社員が残らないのもこれが原因であることが少なくない。
 2・6・2の法則から言えば、最初の2割は会社に貢献し会社を引っ張っていく。6割は会社運営には欠かせない。最後の2割は会社や組織に悪影響を及ぼす。
 この比率はどんな組織でもほぼ変わらないという。ポジティブに捉えれば、会社は精鋭だけでは成り立たない、様々な人が集まって組織になる。すばらしい人がいればそうでもない人もいる。それを全て包括して、組織であるが、最後の2割をいかに正しく育てるかも企業の責任なのかもしれ無い。
 『塔組みは 木組み、木組みは 木のくせ組み、木のくせ組みは 人組み、人組みは 人の心組み、人の心組みは 棟梁の工人への思いやり 工人の非を責めず、己れの不徳を思え』
 法隆寺の西岡棟梁の言葉を思い出す。
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