長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

打った一手が今を救う


 六年前に打った一手が、現在の、私たちのビジネスの中核をなし始めた。
 何事も始まりは小さい。これではダメだ、何とかしなくてはと思ったことが、今につながったのだ。
 ヨーロッパでは、消防車両のストラクチャー(構造体)は非鉄金属すなわちアルミニウムだ。すでに何度かお話申し上げたように、日本ではストラクチャーの主要材料は鉄骨に鉄板だ。
 私たちは三年の歳月をかけアルミの構造体を市販化し、市場に投入した。今期、ALPAS(アルミパネルストラクチャー)システムを採用した消防車両は、生産台数の30%に上る予定だ。
 軽量化と品質の向上、さらに製造工数の低減など、これまでの鉄鋼に鉄板の構造体では実現する事が出来ない仕様の消防車両を可能にする。
 また、難燃性GFRP(ガラス繊維強化プラスティック)ストラクチャーは、ALPASよりさらに軽量だ。
 先程、申し上げたが、始まりは小さい。しかし、その小さな思いを実現する為に、勇気をもって行ったことが、私たちの今を支えている事は間違いのない事実だ。先ずは、思う事そして必ずやりとげると決め実行する事。実はシンプルなこと・・・
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