河北潟の干拓地には、多くの入植者が酪農や農業を営んでいる。
小島農園は、ともかく無農薬にこだわり、自分の食べたい物を収穫の事をあまり考える事なく、栽培している。
それは畑ではなく、自然そのものといって良い。
そこで収穫された、スイカはともかくみずみずしく甘い。皮の白いところまで、糖度が高いのだ。そして、その果汁の量は信じられないほどだ。
どうやったらこんなスイカができるのだろう。これを、ほとんど販売する事なく、自家消費し、気が向いた時だけ出荷するのである。
まあ、一本筋が通っているのが小島さんだ。彼の頑固さが、こだわりの作物を生み出しているのは間違いない事実である。