長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

繋がらなかったたすき

 第94回東京箱根間往復大学駅伝・復路での出来事は、深く胸に刻まれた。
 国学院大、9区を走る熊耳智貴がたすきをつなごうと最後の力を振り絞るも及ばなかった。距離にして、30m、時間にして5秒だ。
 目の前で10区の江島崚太(3年)が繰り上げスタートとなった。駅伝は一人ひとりの汗がしみ込んだたすきをつないで行くのが、醍醐味であり、そこにチームとしての強力な連帯感が生まれる。
 そう思えばとても残念な事だが、熊耳選手の最後まで諦めない走りには、本当に感動した。一方で、5秒はある意味でその前の区間で累積してきたもので、9区だけで5秒といえば大きいが、各区間で0.55秒短くできればたすきはつながったとも言える。
 チームで成し遂げることの難しさと、チームだからこそ成し遂げられたときの素晴らしさを駅伝は見せてくれる。
 チームで仕事をする。チームで成し遂げる。網の目がひとつで存在しない様に、つながりを持って。
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