長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

雪に閉ざされた黒部五郎カール


 太郎平小屋を基地に三日目は黒部五郎岳へ。ともかく今年は気温が高く9時を過ぎると雪が腐り出し、お昼になるとかなり厳しい状態になる。
 この時期はBC(バックカントリースキー)客が多く、ツボ足の私たちに比べ圧倒的に早く安定して移動している姿は羨ましく思う。
 黒部五郎岳北ノ俣岳を経由し赤城岳をトラバースし、最後の急登を登り切れば山頂に至る。山頂から雪に覆われた黒部五郎カールは絶景だ。
 BCの皆さんは黒部五郎カールを滑り降りというので恐れ入る。今日は稜線上はかなり風が強く、ウインドシェルを着込み行動する。真っ青な空と真っ白な雪山の中を歩いていると何とも言えない不思議な気持ちになる。大自然は偉大であり、私たちはその一部として生かされている。
 そんなことを感じるひと時だった。
 帰りは北ノ俣岳から神岡新道を下降する。多くの間違った踏み跡と小さな枝尾根の連続で何度もルートミスをしてしまう。
 GPSを慎重にチェックしながら飛越新道に入り無事下山した。連休初日の三日間は天候に恵まれ素晴らしい山行となった。山の神様に感謝である。
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