長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

かほく郡市出初式


 今から約340年前の江戸明暦の大火(明暦3)は江戸の町に壊滅的なダメージを与え、大火の二年後(万治2)もなお立ち直ることができなかった。
 時の老中稲葉伊代守正則が江戸の定火消しを率いて、1659年1月4日、上野東照宮前で『出初』を行ったことが由来とされている。
 また、1718年(享保2)相次ぐ大火を憂えた幕府は各藩の江戸屋敷に自衛消防の強化を求めた。当時、すでに強力な防火隊を抱えていた加賀藩江戸屋敷は、幕府の命をきっかけに精鋭の鳶を選んで新たな組織を新設した。
 これが『加賀鳶』の始まりであるが、この町火消しにも定火消の『出初』をまねる習わしが伝わった。町火消しは定火消の『出初』と区別して『初出』と称した。
 そして、1月4日に木遣歌を歌い、はしご登りなどを、それぞれの48組の町内で行った。
 現在は様々な都合から本来の1月4日に出初式『初出』を行うところは非常に少なくなったことは致し方ないが、出初式の由来は忘れてはならないと思う。
 今日、1月4日、かほく郡市消防出初式式典が4日の午前11時よりアクロス高松にて行われた。式典は40分ほどで終了し、その後、かほく潟の放水路にて放水が行われた。
 私は途中、明日の準備で本社に向かわなければならなかったので、出初式に顔出しをしてくれていた、喜多営業本部課長代理に写真をお願いして後でメールで送ってもらう。

 この出初式に参加すると、今年も一年が始まったという、緊張感とそして、何よりも今年もがんばろうという使命感を覚えるのは、長野ポンプの社員ならばきっと同じだろう。
 本社で準備をしていると、明日の新年式の準備に総務課長が出社してきた。彼は色々と見えないところで努力してくれている。
 明日からは仕事始めである。社員の皆さんが元気な顔で出社してくることを楽しみに明日の準備をするとしよう。
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