長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

金沢市消防出初式

 毎年消防出初式は雪が降るか雨が降るか風が吹くものだか、今日の金沢の消防出初式はよく言えば日和がよく、悪くいえば温暖化の影響なのだろうか、異様な暖かさであった。

 今年は自治体消防制度発足60周年を迎える。
 先にも紹介したが、『加賀鳶』とは江戸・本郷の加賀藩邸で組織された『大名火消し』を指す。
 1717年(享保二年)相次ぐ大火を憂えた幕府は各藩の江戸屋敷に自衛消防の強化を求めた。
 当時、すでに強力な防火隊を抱えていた加賀藩江戸屋敷は、幕府の命をきっかけに精鋭の鳶を選んで新たな組織を新設する。
 これが『加賀鳶』の始まりである。『加賀鳶』が江戸火消しの代名詞になったのは、命懸けで火を消す行動だけではなかった。
 大きな雲と稲妻を染め抜いた長半纏、その上に着た革羽織等の華麗な火事装束。行列では腹を突き出し、左手と左足、右手と右足をそろえて進む『伊達歩き』で威勢を誇った。

 『火事とけんかは江戸の花』その中心にいた『加賀鳶』は後に浮世絵や歌舞伎、落語小説の題材になったほどである。
幕府が倒れ、1869年(明治二年)江戸の『加賀鳶』三十八人が金沢へ移った。
 これに金沢の火消し二百人余を加えて結成した消防組織が今日の金沢市消防団へとつながった。
←還暦の赤褌裸放水
 私たちは消防車づくり、そして消防装備の販売を通じて彼らをサポートし、その結果、人々が安心して幸せに暮らせるまちづくりに貢献することを企業理念としている。
 企業理念は私たちの進むべく方向を常に示し、そして不変のものである。戦略、戦術は企業理念の下にある。
 企業も政治もまた、世の中で組織といわれるものは、ひとつの理念の下にあるべきであると考えている。
 しかし、様々な理由で目先にとらわれたとき、大切な部分を失い迷走を始める。
 私たちの仕事はお客様から直接『ありがとう』と言われることは無いかもしれない。
 しかし、私たちはそれを誇りとし、使命感を持って仕事に取り組んで頂きたいと願う。
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