長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

誇り高き職業

 朝起きてみると、家の周りは雪が積もり真っ白になっていた。金沢市内は今年初めての、積雪である。
 今日は地元、森山校下(金沢では校区と言わず校下という。昔の城下の由来と聞いているが・・)の成人式が行われた。
 成人式には育友会のお世話をさせて頂いている関係上、毎年お招き頂く。今年は71名が新成人を迎えた。

 式典では森山公民館伊藤館長からの祝辞が述べられ引き続き、山出保金沢市長の祝辞を石原多賀子教育長が代読された。
 その後の懇親会では『もりやまもみじ太鼓』が披露され、懇親会を盛り上げた。
 森山校下は古い地域であり、昔でいう『頑固おやじが』目を光らせている。
 また、昔ながらの世帯が多い為、地域が安定しており、そこに育つ子供たちも比較的、落ち着いている。
 従って式典も、騒いだり、成人といいながら、成人としての立ち振る舞いができない様な『未熟児』はいない。とてもいい式典であった。

 毎年、式典に参加させて頂き、思うことがある。それは、彼らが6年生の時の恩師が式典にお越しになられる。
 その時は、彼らも、先生も姿は年を重ね、若干変わってはいるが、人間関係はタイムスリップをしたようにその時に戻る。
 彼らにとってはいつまでも先生であり、先生にとってはいつまでも教え子なのである。この世の中で人を育てることができる職業は本当に尊いと思う。
 そんなすばらしい職業であることに誇りを持ち、今大変、難しい時期ではあるが、信念を持って邁進して欲しいと願う。
 世の中には様々な職業がある。もし、多くの収入を得ることができるが、誇れない仕事と、貧しくとも誇れる仕事の二者選択を迫られれば、私は迷わず後者を選ぶ。
 二者選択ではなく、その両方を達成することができる仕事は幸せである。しかし、その両方とも達成できない仕事があるとすれば不幸なことである。
 人のためになる仕事、職種は違っても得られる『誇り』は同じである。
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