長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

東山でぼや騒ぎ

 昨日(10日)は代理店さんがお越しになり、食事をしながらお話しする。この時期になると蟹がお目当てなのか良く起しになられる。しかし、他愛も無い会話の中に、仕事のヒントが沢山詰まっていることも事実である。
 昨晩はかなり遅くまでお付き合いしたので、今日はさすがに朝、起きるのが辛かった。
 15:11分頃、近所で消防車がサイレンを鳴らし、走っていく。何台も行くので、i-modeで調べてみると、東山との事、あの地域は長屋のように建物が連なっており、また、古民家が多く密集している所である。
 そんな場所で出火したら大変なことになると思い、NAVIで場所を検索して、様子を見にいく。浅野川大橋の上には、はしご車、屈折放水車が待機していたが、出火場所は乗用車もやっと入ることができるような、路地である。
 CD−1型が火点直近車として進入していた。幸い大事には至らず、ぼやで済んだが、本当に気をつけなければ大きな火災になりかねない。
中日新聞より
 こんな時、消防車両の専用設計の大切さを痛感する。画一的な物は使えるようで使い難いものである。いま、消防車両の標準化が検討されているようだが、私の私見としては反対である。
 先ず第一に消防車両は『人命を守る為、プロが使う車両』である。
 スポーツ選手でもプロが使うものはその人たちに合わせて設計されている。
 松井のバットは10μ(ミクロン)の精度でつくられている。重量はグラム単位で調整される。
 消防車両は地域の実情に合わせて専用設計すべきである。現場で活動する隊員と市民の為に、私たちは誰が何と言おうとこの思想を変えることはしない。
 私たちのつくる車両を必要としてくださるお客様がいらっしゃる限り、がんばっていこうと思う。

 火事の様子を確認した後、車両事業部の様子を見に高柳工場へ向かう。
 今日は振り替えの出勤日である。皆、本来ならば三連休のお休みなのだが、消防車両の製造の追い込みをしてくれている。
 現場でどのように使われるかをイメージしながら、気概と情熱を持って消防車両を完成させて欲しい。
 今日は高柳工場の前から冬には珍しく、青空の中に冠雪した医王山が見えた。
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