長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

新生児微笑

 皆さんは『新生児微笑』という言葉をご存知だろうか。今日の朝礼で社員のコメントがとても心に残ったのでBLOGに書こうと思う。 
 『新生児微笑』、金沢弁でいうと、いわゆる『むし笑い』というやつだ。産まれたばかりの赤ん坊が眠りかけの時に微笑する事をいう。
 これはおかしくて笑っているのではなく、一説によると微笑することによって、母親が『かわいいね〜』と微笑み返してくれ、世話をさせる効果があり、赤ちゃんが生き残ってく為に遺伝子に組み込まれた仕組みであるといわれている。
 いずれにしても、母親が愛情をこめて反応すると、最初の微笑みは機械的だが、赤ちゃんにとってはその反応が楽しいと気づき、『微笑み』という行動の意味に気づく。そして、笑うと、笑い返してくれることに気付き、うれしいから笑うようになる。
 しかし、この時、大人が赤ちゃんの反応を無視し続けると、赤ちゃんは無表情になり、笑わない子供になってしまうそうである。赤ちゃんはこの『新生児微笑』で母親とコミュニケーションをとり、さらに人とのコミュニケーションをとることを覚える。
 私たちは周りとうまくコミュニケーションが取れているだろうか。人の笑顔に笑顔で答えているだろうか。
 人を思いやり、声をかけているだろうか。人は人から気にされ、期待をかけられ、自分に存在意義を見いだす。無視され、罵られて自分に価値を見いだせる人は少ない。
 今日のコメントに私はとても大きな気付きを得た。気付きのチャンスをくれた社員に感謝したい。
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