長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

日本初

 昨日、日本で初となる消防車両を納入した。何が初めてなのかと言うと、水を消防車に吸水する為の、『吸管』を収納する『双方向サイドプル方式』という非常に優れた方式をタンク車に初めて装備した。
 少々、専門的になるがタンク車の『吸管』は通常、車体両側に巻かれている。
 この『双方向サイドプル方式』は車体の中央部に『吸管』を巻き取る装置を装備するもので、左右からすばやく『吸管』を展伸できる優れものである。
 これまでは小型消防車(CD−1型)には採用していたが、今回大型車に始めて採用された。これを採用することにより、左右の吸管が姿を消し、収納スペースを拡大し、消火用ホースを延長しての放水中に吸水管を非常に簡単に延ばすことができる。


 このあたりは専門的で少々わかり難いかもしれないが、この技術は、消防車の一つの常識を変えるすばらしいものになるだろう。
 私たちは常に現場の声に耳を傾け、それを真摯に受け止める。そこには様々なアイディアがある。これからも常に『三現主義』(現場・現実・現物)を大切にし、現場で本当に役に立つ消防車を生み出して行きたいと思う。
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