視点
自分の対場から物を見るととても正しいことでも、別の角度から見ると答えが違うことは良くあることだ。
同じものを見ていても視点はそれぞれの立場で微妙に違ってくる。こんな時、大切なことは、目的は何かをしっかりと見定めることである。
ものづくりはお客様に喜んで頂ける良いものをつくる事が大切であるが、良いものをつくる以前に様々な条件を考える必要がある。
先ずは私たちが生業としている消防車製造は『仕事』である。すなわち、『仕事』である以上は利益を上げなくてはならない。『仕事』を行うことでその対価を頂き、それを社員の皆さんに分配し、社員の皆さんは生活を営む。
しかし、ここで置き去りにしてはならないのはものづくりの『質』である。限られたコストの中で最大限に努力し、お客様に喜んで頂けるものを表現しなくてはならない。
このバランスを間違えると、仕事が『慈善事業』になったり、お客様の満足度を無視したものづくりになったりしてしまう。私たちは常にこのバランスと戦い、利益を追求しながらお客様が満足して頂けるものをつくらなくてはならない。
原材料の高騰に対して、売価に転嫁できない今の現状は非常に厳しいものがあるが、妥協せず目的を達成できるように努力していこう。
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