長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

お気に入り『その8』ヘリウムウインドシャツ


 まだ、この時期は朝が冷え込むことが多い。こんな時、とても重宝するのが、パタゴニアヘリウムウインドシャツである。
 もうすでに販売は中止されており、現在手に入れるのは難しいが、私は数年前に横浜のアウトレットで発見して、ブルーとイエローのヘリウムウインドシャツを手に入れた。
 このシャツは、光沢のある非常にソフトな生地で作られており、防風性と撥水性がとても優れていて、且つ激しい運動をしても殆ど蒸れ知らずである。
 この時期、朝のランニングをする時必ず着用する。風を防ぎ冷えを防止するが蒸れない優れものである。また、胸の部分には隠しポケットがあり、パワーバーなどを収納できる。
 縫製も非常にしっかりしていて、この時期、使い回すがへこたれない。
 やはりものづくりはこうでなくてはならない。たまに、営業と生産現場の力関係が逆転している企業を見かける。
 過去に某自動車メーカーがこの逆転現象を起こし、実際に市場から支持を得られなくなり急速に業績を悪化させた。何故か・・それは生産現場は営業からの市場の情報を受け、営業の求めるものを如何に真摯に効率良くかたちにするかが正しい力関係である。
 これには当然、営業の力量が問われる。しかし、これが逆転すると市場の状況がうまく掴めない生産現場が、つくり手の都合を優先させ、営業をコントロールするようになる。
 確かに効率よく、良いものができるだろうが、市場に受け入れられるかは別問題だ。
 問題はバランスなのである。パタゴニアの製品が何故優れているかというと、このバランスが優れているのだ。営業(パタゴニアの場合は実際に使う人、アンバサダー等)が非常に正確に製品情報をフードバックする。
 それを実現するのが優秀な製造現場である。私たちの企業でも、いくら効率良く、良いものをつくってもそれが市場が求めているものからぶれていたら最後は支持されなくなる。
 また、その逆で如何に市場が求めているすばらしい物をつくろうと採算が取れなければ慈善事業となる。
 私たちは常にこのことを肝に銘じ進んでいかなくてはならない。
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