長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

1ドルが14ドルに

 今日、ニュースでウガンダの大統領がウガンダで収穫されるコーヒーが1kg当たり1ドルで、買い上げられイギリスでは14ドルで売られていることに搾取であるという発言をしていた。
 確かに、先進国は後進国の人件費の安さを利用し、コストを抑えてモノをつくったり、安くモノを作らせそれを高付加価値をつけて販売し強大な利益を得ている。
 企業活動から見れば特に問題が無い様に見えるが、今アフリカが置かれている状況を見ればもう少し鳥観的な視野でものを見る必要があるように感じる。
 彼らの一日の食費は1ドル以下である。子どもたちは貧困にあえぎ、まともな教育すら受けることができない。
 日本、中国、欧州諸国はアフリカ諸国に対する援助合戦を行なっているが、それよりもアフリカの人たちが自立できるように援助をしていくことが本来であろう。
 食料をいくら援助しても限界がある。自分たちで自立できるような援助が必要だ。せめてコーヒーの出荷価格が5ドルになるだけでもコーヒー農園で働いている人たちの暮らしは格段によくなるだろう。
 現在のガソリン価格の高騰も日常使うものを投機対象とし、莫大な利益を得ている人々がいることも事実だ。
 自由主義経済の下では何の問題も無いだろう。しかし、別の角度から見ればこんな異常な状態を引き起こしてまで利益をむさぼることに、倫理観を持つことの重要性を感じるのは私だけだろうか。
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