長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

『籠に乗る人、籠を担ぐ人、そして草鞋を編む人』

 『籠に乗る人、籠を担ぐ人、そして草鞋を編む人』という言葉をお聞きになられたことがあるのではないかと思う。これは世の中の仕組みを一言で表している。物事をひとつ行うのであっても、多くの人たちが係わって初めて成し遂げることができる。
 籠に乗る人は、その籠を担ぐ人がいるから籠に乗ることができる。籠を担ぐ人は草鞋を編んでくれる人がいるから籠を担いで歩くことができる。すなわち、どれひとつが無くとも籠に乗ることができないということを端的に示している。
 会社でも花形は営業であり、製造である。しかし、それを支えているのは、営業アシスタントであり、総務であり、ひいては私たちに資材や資機材を供給してくれるサプライヤーの皆さんである。
 ひとつの仕事を成し遂げるのも多くの皆さんが係わって、成し遂げられている。一人だけでできる仕事などはない。そこに、気づいて欲しい。良く考えれば分かることであるが、日頃の言動にそのあたりが出てくる。
 組織の中では、短絡的にその瞬間の現象をつまんで意見を述べる方も見受けられるが、私たちは会社の5年先を予測して様々な計画を立てて行動している。
 それを社員の皆さんに分かりやすく示しているのが経営方針『VISION』である。
 これを社員の皆さんに5月の創立記念日に発表させて頂いたが、まだ理解、浸透が足りない。そう感じるのは社員の皆さんの日頃の言動である。
 マネージャークラスはこれを噛み砕き、さらに分かりやすい言葉で部下の皆さんに伝えて欲しい。同じ会社の仲間である。あの部門は、この部門は、という様な『小さな』気持ちを捨て、全てが自分の部門であるという気持ちで仕事に邁進して欲しい。
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