長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

AEDの設置場所

 金沢市内81の小中学校にAEDが配備されることになったことは以前にお話しした通りである。
 現在、弊社で設置を進めているが、AEDチームから『配備したAEDを鍵のかかる場所に配置しようとするので、説明に苦労します。』との報告を受けた。
 AEDは有事の際に、すぐに使用できるように鍵が掛からない場所で、誰でもアクセスできる場所に配置することが正しい。
 だから、鍵が掛かる職員室に配置するより、誰でもアクセスできるように玄関や体育館の電源の下など、全て共通した場所に置いた方が良い。
 どこの学校へ行ってもAEDのある場所が共通であれば、別の学校へ行って必要になってもすぐに持ってくることができる。
 私たちの会社では一階の玄関先においてあり、AEDが配備されていることを、ポスター等で告知している。必要な場合は窓ガラスを破ってても、アクセスして欲しい。
 心停止の場合、救命率は一分過ぎると10%低下する。日本の場合救急車が到着する平均時間は6分である。すなわち救急車が到着した場合すでに、救命率は40%しかないことになる。
 そんな一分一秒を争う状況で、鍵を開けてAEDにアクセスする時間は無いのである。
 配備される学校の学校長にはお願いしたい。子ども達の尊い命の為に、AEDの配置場所を統一し、誰でもアクセスできる場所に設置をして欲しい。
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