長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

お墓参り


 朝、6時30分に起床し7時にランニングに出かける。今日はいつもより、1時間半程スタートが遅かった。卯辰山の中腹には専光寺さんがある。ご住職は私のJC時代の先輩である。
 卯辰山の研修センターのあたりから車が渋滞している。なんだろう、と思えば今日はお盆前の日曜日である。沢山の家族づれが専光寺さんへお墓参りに行くのである。
 専光寺さんの前を過ぎると、いつもならガランとしている駐車場が一杯である。反対側からも下りてきているので交通渋滞を起していた。
 皆が譲り合えば、スムーズに流れるのだが、一台の車が自分のことしか考えずにマナーを破ると収拾がつかなくなる。東京にいた頃は、合流地点での車のマナーの良さに驚いたことがある。
 一台一台が申し合わせたように交互に合流していく様は見事なものだ。金沢ではこうは行かないだろう。日頃渋滞に慣れている関東近辺の皆さんは、無理に合流しても仕方がないことを知っている。
 こうすると、どうなるか、先を予測すると行動も変わってくる。仕事も同じである。
 金沢のお墓参りでは『キリコ』というものをお墓の前に供える。正面には『南無阿弥陀仏』と書かれており、側面に献上と書いて、お参りに来た人の名前を記入する。
 すると誰がお墓参りに来てくれたかが分かるのである。今では『キリコ』の世界にもエコが浸透し始め、木と半紙で作られていて、役目を終えると捨てられてしまう、『キリコ』に代わって、何度も使える木製の札のような『キリコ』も登場している。
 私は個人的には昔ながらの『キリコ』が風情があって好きである。
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