長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

石川県消防ポンプ車操法大会


 35度を越える猛暑の中、第56回石川県消防ポンプ車操法大会が開催された。朝8時からすでに太陽はジリジリと照りつけて、熱中症になりそうな勢いである。
 今日の日のために、予選を勝ち上がってきた消防団員の皆さんは、朝は早くから、夜は遅くまで、そして何よりもご家族との時間を犠牲にして訓練に励んでこられた。頭の下がる思いである。
 スタートは前回、全国優勝をとげた能登町消防団『三波分団』である。会場は最初から緊張感が漂っていた。私は操法の節度のことは良く分からないが、素人目に見ても、とてもゆっくりとゆとりがあるように見えたが、実はとても速く、正確な操法だった。
 今回は出場したある隊と取材中のカメラマンが接触するという事故が発生し、その操法は途中で中止となった。カメラマンは迫力のある映像を取ろうとコース内に入り選手と接触したのだが、本来ならばコース自体に入ることは考えられない。
 野球のグランドにカメラマンが入り映像を撮影することなど、通常ありえない。審査員はカメラマンがコース内に入った時点で注意すべきだろう。
 この日のために様々な犠牲を払い訓練をして来られた隊員のことを思うとかわいそうでならない。二度とこんなことが無い様にして欲しい。
 結果として今大会は三波分団が優勝を収めた。

 その後、金沢市消防団森本分団の参加慰労会が金沢市内のホテルで開催された。私もご招待頂き参加させて頂いた。選手のご家族も参加されておられた。
 きっと、これまで父親が何をしていたのか、見えずご不満もあったと思う。でも成績は別にして、やり遂げた選手の皆さんの晴れやかな顔と、仲間から激励を受けている姿を見た時、きっとこれまで大変な訓練をつんできたことをご理解されたのではないだろうか。
 ご家族の皆さんも本当に嬉しそうであった。まだ小さなお子さんも父親の晴れ姿をきっと胸に刻んだに違いない。ポンプ車操法大会は勝敗を決するものだが、それ以上に学び、人間を成長させるものだと今回感じた。
 金沢市第二消防団森本分団の皆さんの、来年のご活躍をお祈りしたい。
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