対案を出そう

　問題のみを指摘することは簡単である。意見も大いに結構である。しかし、問題のみの指摘や、対案の無い意見は会議を混乱させる。
　問題を指摘するのであれば、それを解決する時に自分ならどうするか、という対案が必要だ。また、誤った意見を攻撃したりするのもご法度である。
　議論が煮詰まった時は視点を変えることも必要である。できない理由をたくさんあげる事はできるが、何の解決にもならない。
　どうすればできるかを考えることが何よりも大切だ。私たちの会社で会議を行なうと問題提起や意見に対しての評論は、意見として出てくるが、ではどうするのか、という点になると殆ど口をつぐんでしまう。
　また、提案をしても、できない理由が先に来る。これは考え方の癖である。
　問題点を解決する為には正しい現状認識と、できない理由を探すのではなく、どうすればできるのかを考える癖をつけることだ。
　私たちはまだ、多くの問題を内在している。これを解決して行く為にはポジティブに考え、必ず解決してみせるという強い、意志が必要だ。
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