電話も電気も無い世界
昨日は電話も電気も無い世界にいた。白山の中腹にある南竜ヶ馬場は標高2000mに位置している。私が所属する金沢ロータリークラブの事業で白山に出かけた。
ここは携帯電話の電波もとどかない。また、夜になれば電気も無い世界だ。日頃、電話をかけたい時に何時でもかける事ができ、明かりが欲しい時はスイッチひとつで電気が灯る。
こんな世界を私たちは当たり前だと思っている。しかし、いざ自然災害などでインフラがダメージを受けると、これまで当たり前の世界が、当たり前でなくなった時、私たちは大きなストレスを受ける。
夜、外には月明かり以外にない。月明かりは割と明るく感じる。夜トイレに行くはヘッドランプが必要だ。でも、これが自然なのである。電話もメールも使えないので、コミュニケーションは直接一対一で行なわなくてはならない。
途中で別れてしまうと、もう連絡の取りようが無いので、事前に行動をシュミレーションし、スケジュールを打合せをしておく。
こんな事を携帯電話が無かった頃、メールが無かった頃、私たちは自然に行なっていたのではないだろうか。いつの頃からか、便利さに慣れ、『後で連絡を取れば良いや』という感覚になってしまったように感じる。
コミュニケーションの原点は実はここにあるのではないだろうか。
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