長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ホースメーカーの不正

 私たちが取引をさせて頂いているホースメーカーが20年間に渡って消防検定の不正を行なっていたことが判明した。このメーカーとは本当に長いお付き合いをさせて頂いてきただけに非常に残念である。
 特に消防操法用のホースの開発には何度もテストのお付き合いをさせて頂き、様々な意見交換もしてきた。
 だから、私たちは本当にこのメーカーのホースを販売できることを誇りに思っていたし、いまでも何かの間違いでは、という思いがある。
 私は今でも技術力の高さにおいてはこのメーカーの右に出るものは無いと信じている。先ずは事実を真摯に受け止め、大局観で現状の認識を行い、様々な角度から対応を検討して欲しい。
 そして、優先すべきは安全性である。ホースは災害現場の消防職員、分団員の皆さんが命を預ける道具である。そして、早急な市場へのホースの供給を願う。
 なにせ、市場のシェアは40%にもなり、もしも、ホースの出荷が本年度停止すれば、国内の市場の消防用ホースは姿を消し、市場は大混乱に陥ってしまうだろう。
 いずれにせよ、企業倫理を大切にして欲しい。何故、消防用ホースの事業を始めたのか、その使命は何なのか。このシンプルな問いかけの中に、企業再生のヒントがある。
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