長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

顧客満足度と教育

 高山市の古いまちなみの中にお香屋さんがある。まちなみとマッチしているのでお客様も多く、入れ替わり立ち代わりお客様が出入りしている。
 当然、子ども連れの女性客の姿も見かけるが、子どもがお香を触ろうとすると、待ち構えたように女性店員が飛んできて、子どもには触らせるなと言いに来る。
 確かにお香は触ると傷みやすいので言いたいことは分かるが、それなら触らせないように工夫すれば良いと思う。また、触っても良い物と商品を分けておくなどの工夫をすればそのようなことをお客様に言わなくてもすむ。
 傍から見ているとあまり気分の良いものではない。当事者でなくとも気分が良くないのだからきっと、言われたお客様はもっと気分が良くないだろう。
 多分、言っている店員は何も思っていないのだろう。短時間の間に次々に入ってくる子どもを見つけると、飛んできて触るなと言い続けている。
 こんなことに時間を使うのなら、前述したような工夫をして、もっとほかの事に気遣いが出来るようにしたほうがお店にとってもメリットがあるように思う。
 これを、教育と言う観点から見れば、触ると壊れやすい品物を扱っているお店に入る時は親が子どもに『壊れやすいから触ってはいけない』と言うことを教えることが大切だ。
 どちらもどちらなのだろうが、商売という切り口から見れば、やはりお客様に注意をし続けることは如何なものだろう。商品の良さや、地の利(場所の良さ)を除いて考えれば、多分、商売が成り立たなくなるような接客であることは間違いない。
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